「ホンダ ZR-Vって正直ダサくない？」——そんな声がネット上でちらほら見受けられます。
せっかくSUVの購入を検討しているのに、「見た目がダサい」という評判が気になると、選択肢から外してしまいたくなるものです。
ですが、本当にZR-Vはダサいのでしょうか？ それとも、ネット上の一部の意見が先行しているだけ？
この記事では、ホンダZR-Vがダサいと言われるようになった理由を中心に、「かっこいい」と評価する声や、ターゲット層、売れ行き、カスタム事例などを通じて、調査結果をお伝えしていきます！
ZR-Vが気になっている方、購入を迷っている方は、この記事を読むことでイメージが変わるかもしれません。
ZR-Vが「ダサい」と言われる理由とは？
ホンダZR-Vが「ダサい」と言われる背景には、いくつかの視覚的・心理的な要因があります。特に多く言及されるのが、フロントグリルのデザイン。ZR-Vは曲線を多用したグリルとボディラインが特徴的で、他のSUVが採用するシャープな直線的デザインと比べて「優しすぎる」「インパクトに欠ける」といった印象を持たれやすいです。
また、ZR-Vの外観は一見するとシンプルで上品とも言えますが、その洗練されたデザインがかえって“無難”“特徴がない”と捉えられてしまうこともあります。SUVに対して「ゴツさ」や「アウトドア感」を求める層からは、やや物足りないという声が上がるのも理解できます。
さらに、日本国内のマーケットでは、個性の強いデザインの車が人気を集める傾向があり、ZR-Vのデザインが控えめすぎて「存在感がない」「若者ウケしない」という評価につながっている面も否めません。
これらの印象が重なり、一部の層から「ダサい」との評価が広まっているのです。
ZR-Vはかっこいい派の意見も多数！
一方で、ホンダZR-Vに対して「かっこいい」と評価する声も少なくありません。特に都市部や若いファミリー層からは、シンプルで上品なデザインが「落ち着きがあって大人っぽい」「都会的でスマート」と好評です。主張しすぎないデザインは、ビジネスシーンやファッションにこだわる層にもフィットしやすく、日常的に乗っていても飽きにくいという魅力があります。
さらに、海外市場ではZR-Vのデザインに対する評価が非常に高く、欧米を中心に「Honda HR-V（ZR-Vのグローバル名）は洗練されていて上質」と好意的なレビューも目立ちます。これは、あえて派手さを抑え、上質な素材感や曲線美で魅せるグローバル戦略の一環とも言えるでしょう。
また、SNSやカスタム愛好家の間では、ZR-Vをベースにエアロやホイールを加えることで「グッと印象が変わってカッコよくなる」との声もあり、「素の状態は控えめだけど、カスタムで化ける車」としても注目されています。
つまり、ZR-Vがダサいかどうかは主観の問題であり、見る人・使う人によって評価が大きく分かれる車種なのです。
実際のターゲット層・購入者層は？
ZR-Vのデザインに賛否が分かれる背景には、どのような層に向けて設計された車なのかという点も大きく関係しています。ZR-VはホンダのミドルクラスSUVという位置付けで、若年層よりも30代後半から50代の落ち着いたユーザー層をメインターゲットにしています。
この層は、派手さよりも実用性や快適性、品質感を重視する傾向があり、ZR-Vのインテリアの上質さや静粛性、走行性能の高さが高評価を得ています。外観に関しても「主張しすぎず上品」「会社の駐車場にも気兼ねなく停められる」といった理由で選ばれているケースが多く見られます。
また、芸能人やインフルエンサーがZR-Vを選んでいる例も一部にあり、見た目が落ち着いている分「センスがいい」「目立ちすぎないのが逆に良い」という捉え方も増えてきています。
このように、ZR-Vは万人向けというよりも、“静かに良いものを選びたい大人”に支持されている車であり、若者や派手なスタイルを求める人にはやや響きにくいのかもしれません。
ZR-Vが売れないって本当？販売状況をチェック
ネットやSNSでは「ZR-Vは売れていない」といった声も見かけますが、実際の販売状況を確認すると、やや複雑な背景があります。
ZR-Vは2023年4月に日本国内で発売され、発売直後は一定の注目を集めました。しかし、価格帯がやや高めに設定されていることから、エントリー層や若年層には手が出しにくいという印象を持たれがちです。
ZR-Vの価格は約320〜400万円台となっており、同クラスのヴェゼルやWR-V、あるいはトヨタのカローラクロスと比較しても割高に感じられることがあります。さらに、円安や物価上昇の影響もあり、購入を躊躇する層も増えているのが現状です。
また、ZR-Vは「国内専用車」ではなくグローバルモデルとして展開されているため、日本市場に最適化されたわけではなく、やや中途半端な立ち位置に感じられている部分もあります。特にヴェゼルとの差別化が薄く、デザインやサイズ感が近いため、価格重視の層がヴェゼルを選ぶケースも少なくありません。
ただし、販売店では「納車待ちが長い」という報告もあり、台数が少ない＝不人気というわけではないことも事実。需要に対して供給が追いついていない側面もあるため、単純に「売れていない」と断言するのは早計です。
ZR-Vをかっこよく乗りこなすカスタム方法
「ZR-Vはダサい」との印象を払拭したいなら、カスタムによって大きくイメージを変えることが可能です。特にフロントフェイスに関しては、グリル交換が人気のカスタムポイント。純正のやわらかなデザインから、メッシュタイプやブラックアウトグリルに変更するだけで、印象がグッと引き締まり、スポーティな雰囲気が増します。
さらに、アルミホイールやローダウンを組み合わせることで、SUVらしさを保ちつつスタイリッシュな見た目を実現することができます。ZR-Vはホイールアーチの形状もシャープなため、ホイールの選び方ひとつで全体の印象をガラッと変えることができるのも特徴です。
内装にこだわりたい人には、ステアリングやシートカバーのカスタムもおすすめ。純正の質感も高いですが、自分らしい個性をプラスすることで「高級感のあるオトナSUV」へと進化させられます。
また、最近ではSNSでZR-Vのカスタム事例をシェアするユーザーも増えており、「#ZRVカスタム」などのハッシュタグで検索すれば、リアルな事例が多数見つかります。
純正で物足りないと感じている人こそ、カスタムを通じてZR-Vの魅力を最大限に引き出してみてはいかがでしょうか。
よくある質問（FAQ）
- ZR-Vとヴェゼル、どっちがいい？
-
ヴェゼルは価格が比較的抑えられており、若年層にも人気があります。一方、ZR-Vは静粛性・走行性能・内装の質感など、総合的な満足度が高いミドルクラスSUVです。スタイリッシュさや上質さを重視するならZR-V、コスパを重視するならヴェゼルが選ばれています。
- ZR-Vのライバル車は何ですか？
-
トヨタのハリアーやカローラクロス、マツダのCX-5やCX-30がZR-Vの競合とされます。価格帯やサイズ感、乗り心地、デザインの好みで選ばれる傾向があります。
- ダサいと思われない乗り方ってある？
-
外観に個性を出すカスタムやカラー選びがポイント。特に、ダーク系のボディカラー×ブラックグリルは引き締まって見え、クールな印象に仕上がります。また、SNSや口コミで評判のカスタム事例を参考にすると、ZR-Vの魅力をうまく引き出す方法が見つかります。
まとめ
ホンダZR-Vは、そのデザイン性をめぐって「ダサい」との声がある一方、「かっこいい」と高評価を得ている意見も多数存在する、評価が分かれるSUVです。
外観の好みは人それぞれですが、ZR-Vはシンプルかつ上品なスタイルを重視する層にしっかり刺さっており、大人向けの“静かな個性派SUV”として位置づけられています。
また、カスタム次第で印象をガラリと変えることも可能で、「自分好みに仕上げて乗りたい」という人には大きな可能性を秘めた車です。購入を迷っている方は、実際の展示車やカスタム事例をチェックし、ZR-Vの本当の魅力に触れてみてはいかがでしょうか。
「ダサい」というイメージにとらわれすぎず、自分のライフスタイルに合った一台かどうかを見極めることが、納得のいく選択につながるはずです。
コメント